編集班 ヤソハチ
天竜区春野町にある明野(あすの)キャンプ場に行ってきました。
キャンプサイトは天竜川水系の気田川(けたがわ)に沿って縦長に設けられています。区画サイト(21区画)とフリーサイトがあり、全てのサイトが気田川を眺めながらキャンプができるロケーションです。気田川は清流で知られており、夏は澄んだ水の川遊びが楽しめます。
キャンプ場入り口にある管理棟
管理人さんに予約名を伝えて入場します。日曜日から月曜日(平日)の利用で空いていたせいか、フリーサイトの予約でしたが、「どこでも使っていいですよ」と気さくに言っていただけました。
チェックイン時にいただいたキャンプ場マップ。
区画の広さまで正確ということではなく、あくまでも位置の目安ということで。
この手書きマップや管理棟の雰囲気から感じたとおり、よい意味で手作り感あふれるアットホームなキャンプ場でした。
一泊/3,800円(一区画4名まで)
区画の広さは場所によって若干変わりますが、上記条件でフル利用しても余裕がある広さです。車はサイトに乗り入れられますので、荷物の多いファミリーキャンプでは便利ですね。
手書きマップの8〜11あたり。ハンモックを吊るのに丁度よい間隔で木があるエリアです。
手書きマップの14、15あたり。トイレと温水シャワーから近いエリア。
サイトの土壌は全体的に硬めなので、丈夫なペグが必要です。特に硬いサイトには土嚢袋が用意されていました。また直火の焚き火は禁止ですので、焚き火台等を用意しましょう。
備え付けの土嚢袋
一泊/3,000円(一区画4名まで)
マップの22〜25のフリーサイト。一番奥のサイトだとトイレ、水場まで120m程離れています。
1,500円(一区画4名まで)
キャンプ場のちょうど中間あたりにあるトイレと温水シャワー。トイレは男女別でウォシュレット付きで清潔に管理されていました。温水シャワーは3分100円で利用できますが、この日は凍結のため使用できませんでした。お風呂はキャンプ場から4kmほど離れますが春野福祉センター「すみれの湯」(大人/200円、子供/100円)がありますので、こちらも利用してみてはいかがでしょうか。
キャンプ場の入口付近に2019年に新設されたトイレ。手書きマップの7、8番までのサイトでしたらこちらのトイレが近いと思います。
水場は入口から温水シャワーの位置の間で点々と設けられています。(冒頭の手書きマップ参照)水場には生ゴミ入れや灰入れ缶も用意されています。こちらの水道水は飲むことができますが、冬季は気温によって凍結してしまうため持参が必要かもしれません。
管理棟では薪が売られていました(一束500円)
キャンプサイトから川までは50mほどの河原があります。(天候により増水している場合があります)
管理人さん曰く、キャンプ場は40年以上運営しており、1990年代のアウトドアブーム時にはこの河原もキャンプサイトとして使用していたそうです。
冬季も十分楽しめますが、こちらのキャンプ場の一番の特徴はやはりこの澄んだ水での川遊びでしょうか。
一見浅瀬に見えるところでも深いところや水の流れが速いところがありますので、子供たちの水遊びには、必ず保護者がついていきましょう。
川のせせらぎと共に聞こえる様々な野鳥のさえずりも心地よいです。
深夜ひときわ大きく聞こえた「ピィーピィー」という鳴き声は鹿?…。
冬季のソロキャンプでしたが、当日は風もなく、焚き火を存分に満喫することができました。薪はキャンプ場で購入(一束500円)したのですが、ソロキャンプでは十分な量(夜と翌朝に使用)です。翌朝は朝もやが川や森に立ち込めていて、幻想的な景色をながめながら朝食を楽しむことができました。そしてチェックアウトが12時なので、余裕を持って片付けができるのもありがたいです。
手作り感あふれる雰囲気は無骨スタイルのソロキャンパーにもおすすめです。是非また利用したいと思います。
362号線沿いの春野ふれあい公園のある交差点を東に入ります。
民家沿いの細い道を300m程進んだ左手にキャンプ場の看板がありますので、ここを左折します。(見落としがちですので、注意しましょう。私も最初通り過ぎてしまいました ^ ^ ; )
道沿いに5分程進むとY字路がありますので、右に入った先がキャンプ場です。
浜松LIFE編集班です。浜松市のものごとに実際に行って、見て、聞いて、ていねいにお届けします。