浜松市密着型WEBマガジン はままつライフ
編集班 ヤソハチ
浜松市天竜区佐久間町にある上島キャンプ場に行ってきました。最近までゴルフ場（ショートコース）兼用というちょっと風変わりな立地のオートキャンプ場です。
梅雨明け宣言間近の7月中旬、浜松市街から平日で貸し切り状態の三遠南信道に乗って佐久間町を目指します。ここ数日は晴天でこの日も天気予報は晴れだったのに、キャンプ場に近づくにつれ次第に黒い雲が広がり始めます。
施設内に飲み物の自動販売機はありますが、売店などはありませんので、忘れ物がないように準備しましょう。
上島キャンプ場は予約は受け付けておらず、当日の直接受付となります。現地に行く前に営業の有無や混雑具合などを電話で確認したほうがよいでしょう。私も前日電話したのですが、予約は必要ないので明日来て下さいとの返答でした。当日は13時位に到着したのですが、受付は閉まっていて誰もおらず焦りましたが、電話（0539-65-0215）したところ管理人のおじさんがすぐに自転車で来てくれました。
受付の最中に遠くでゴロゴロと雷の音が聞こえてきます…。管理人のおじさんに「ざっと降りそうだけど、すぐ止むら！」と励まされ、何度も空を見上げながらタープの設営を始めます。
写真はどう見てもゴルフ場ですが（笑）グリーン以外であれば車の乗り入れ、テントの設営が可能です。全面フリーサイトで区画はないので、先着順で好きな場所を選べます。現在はキャンプ場専用ですが、グリーンは手入れがされていますし、コロナが落ち着けばまたゴルフ場を再開されるのかもしれませんね。
さすがゴルフ場、ほぼ全面がきれいな芝生サイトの上、適度に木々もあるので木陰も多く夏場も過ごしやすそう。
雨の被害を少しでも避けようと、できるだけ葉の生い茂った木の下を陣取る。
タープ設営も束の間、雷と共に激しい雨が降り出しました。新調したタープに容赦なく雨粒が叩きつけられます。仕方がない、タープの防水性能実験だ…。
ここから２時間ほど雨に降られてしまいましたが、川辺に近い砂地（＆芝生）の地面だったせいか、水はけもよく、道具が泥だらけになってしまうことはありませんでした。
| 宿泊キャンプ | 3,000円 |
|---|---|
| デイキャンプ | 2,000円 |
テント・タープ各一張まで＆車一台の料金です。家族（計4〜5人）であっても同じ料金のようですが、テントやタープ、車の台数が増えるに従いプラス1,000円程度の加算料金となります。
場内に５箇所ほど点在する水場。全て飲用可能とのこと。
受付近くのトイレ
受付の隣にトイレがあり、くみ取り式ですがしっかりと掃除がされています。キャンプサイト内に仮設トイレが2箇所ありますが、女性や子供にはちょっと使いづらいかもしれません…。
キャンプ場に沿って流れる天竜川。この日の水質はあいにくの状態ですが、川向うを小気味良い音を立てながら飯田線が走ります。キャンプ場から徒歩5分のところにJR飯田線「佐久間駅」があります。浜松駅→（東海道本線）→豊橋→（飯田線）→佐久間という電車キャンプもできますね。但し、豊橋駅から佐久間駅まで2時間半（30駅！）ですので、ご注意を。
翌朝、前日の雨のおかげ？で山にかかった幻想的なもやを見ながら朝食をとることができました。
芝生のサイトは人気だと思いますが、そのほとんどが木々の少ない平地のロケーションが多いイメージです。豊かな自然に囲まれ適度に木陰もあり広大な芝生サイトというのは全国的にも珍しいのではないでしょうか。今度は冬に是非また利用したいと思います。
静岡県浜松市天竜区佐久間町中部180-1
どちらも12時
TEL／0539-65-0215
現在（2021年7月確認）は通年営業されているようです。ただし年配のご夫婦で運営されていますので、その日の天気や状況で変更があるようです。（営業の電話確認をすることをおすすめします）
空き缶と灰捨場が受付隣にあり
編集班 ヤソハチ
浜松で生まれ育ってぼちぼち半世紀。幼少の頃、浜松市内から引佐郡（当時）に引っ越し、あまりの田舎っぷりに衝撃を受ける。でもそんな自然豊かな浜松が大好きです。浜松市のものごとを実際に行って、見て、聞いて、ていねいにお届けします。