佐久間町 佐久間ダム、佐久間電力館 その2

編集班 ヤソハチ

佐久間電力館

佐久間ダムから道沿いに300mほど登ったところにある佐久間電力館。
入館料は無料で、佐久間ダムの完成までの歴史やダム・水力発電の仕組みが模型や図解でわかりやすく解説されていて、子供でも楽しみながら学べる施設です。
また、コレクター心をくすぐるダムカード3枚(佐久間ダム、秋葉ダム、水窪ダム)を無料でもらえるのもうれしいポイントです。

建物前に展示されている水車ランナ

案内板引用

これは、佐久間発電所で使われていた水車ランナです。この水車ランナは昭和30年に製作され、当時としては国内最大の出力で9万6千キロワットです。


平成5年まで約37年間使用されましたが、摩耗が著しく修理が困難となりましたので、新製のランナと交換し、ここに展示しました。

1Fはダム・水力発電・佐久間ダム・Jpower(電源開発株式会社)について

ダムカードGET!

ダムカードは電力館を入って右にある受付で職員さんからもらえます。(一人各1枚まで)

ダムカードについて

J-POWERが全国で保有するダムから19カ所を選び、「ダムカード」を配布しています。

詳細はこちら

水力発電やダムの種別を説明

佐久間ダムと秋葉ダムは「重力式コンクリートダム」、水窪ダムは「ロックフィルダム」です。

佐久間ダム建設風景のミニチュア模型(縮尺1:400)

戦後の急増する電力需要に応えるため、短期間での建設を目指して工事は始まりました。1日のコンクリート打ち込み量は、当時、世界でも最高の記録であったそうです。しかし、作業員の転落や落石などの事故があとをたたず、ダム完成までに96名もの殉職者がでています。

電気やエネルギーに関係した偉人からのクイズに挑戦

新聞記事に見る 佐久間ダムヒストリー

佐久間ダムは着工/昭和28年4月16日、竣工/昭和31年10月15日のわずか3年6ヶ月で完成しています。当時10年かけても無理と言われたダム建設工事には、戦後はじめて世界的水準の大型土木機械をアメリカから導入しており、その経験が日本の土木技術の発展や国産重機械の改良に貢献したそうです。

佐久間ダム完成までの主な出来事

使用されたT・B・M(トンネルボーリングマシン)の模型

2Fは佐久間町の歴史資料や観光について

佐久間町の観光・民俗資料が座ってゆっくり鑑賞できます。

屋上の展望台へ

「ヤッホー」以外はご遠慮ください…

出水時が見たくなります

まとめ

今まで、なんとなくでしか知らなかったダムの技術と役割について詳しく知ることができました。また、佐久間ダム建設当時の詳細な資料を見ることができ、日本最大(建設当時)のダム建設に沸く佐久間町の熱気を感じ取ることができました。

ダムを一望できる展望台もあり、建物内の清掃も行き届いていて、大人も子供も満足できる施設だと思います。
その1(佐久間ダム)はこちら。

佐久間電力館基本情報
所在地

〒431-3901 静岡県浜松市天竜区佐久間町佐久間2552-3

入館料

無料

入館時間

9:00〜16:30

休館日

年末・年始・毎週月曜日

トイレ

あり

この記事の寄稿者

編集班 ヤソハチ

浜松で生まれ育ってぼちぼち半世紀。幼少の頃、浜松市内から引佐郡(当時)に引っ越し、あまりの田舎っぷりに衝撃を受ける。でもそんな自然豊かな浜松が大好きです。浜松市のものごとを実際に行って、見て、聞いて、ていねいにお届けします。

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